車の買い方

2025.12.23

【2026最新】ソリオとルーミーを徹底比較！新車で買うならどっち？燃費・走行性能・次期型予測をプロが解説

コンパクトでありながら広大な室内空間と、便利なスライドドアを備えた「コンパクトハイトワゴン」。このカテゴリーで圧倒的な人気を二分しているのが、スズキの「ソリオ」とトヨタの「ルーミー」です。

特に2026年に向けて、ソリオが安全装備の強化や内外装のブラッシュアップを伴う大幅な改良を実施したことで、この2台の比較検討はさらに熱を帯びています。一方で、王者ルーミーも次期型へのフルモデルチェンジが2026年以降に期待される時期に差し掛かっており、「今、どちらを新車で購入するのが最も賢い選択なのか」と悩まれるお客様も少なくありません。

本記事では、スペック表の数字だけでは見えてこない、エンジンのフィーリングや静粛性、実際の使い勝手、および将来のリセールバリューまで徹底的に比較・解説します。埼玉県本庄市周辺で新車をご検討中の方も、ぜひ参考にしてください。

1. ソリオとルーミー、今買うならどっち？比較の結論

2025-2026年の市場状況：最新の安全機能を備えたソリオと、熟成のルーミー

2025年から2026年にかけて、ソリオとルーミーの置かれている状況は非常に対照的です。スズキのソリオは、近年の改良により最新の予防安全パッケージ「スズキセーフティサポート」をアップデートしました。これにより、夜間の歩行者検知や交差点での衝突回避支援など、現代の車に求められるトップクラスの安全性能を手に入れています。

対するトヨタのルーミー（および兄弟車のダイハツ・トール、スバル・ジャスティ）は、2016年の発売以来、幾度ものマイナーチェンジを経て完成度を高めてきたロングセラーモデルです。設計自体はソリオよりも年数が経過していますが、その分、市場での評価が確立されており、故障の少なさや部品の供給体制、そして中古車市場での圧倒的な人気に裏打ちされた安心感があります。

「最新エンジンの効率と燃費」のソリオか、「街乗りの扱いやすさと価格」のルーミーか

結論を先にお伝えすると、選ぶ基準は「走行環境」と「優先順位」に集約されます。

長距離のドライブが多く、最新世代エンジンの効率的な走行性能や、日々のガソリン代（燃費）を重視したい方には、「Z12E型 1.2L 3気筒エンジン」とマイルドハイブリッドを搭載した「ソリオ」が非常にお勧めです。WLTCモード燃費22.0km/L（2WD車）という、クラス最高レベルの優れた経済性を実現しています。

一方で、主な用途が近所での買い物や送迎であり、狭い路地や駐車場での取り回しの良さを最優先したい方、あるいは購入時の初期費用を抑えつつターボ車による力強い加速を楽しみたい方には、「ルーミー」が有力な候補となります。

結論：ライフスタイル別・失敗しない選び方の指針

どちらかが正解で、どちらかが不正解ということではなく、「お客様の生活にどちらが馴染むか」が重要です。

ソリオを選ぶべき人： 週末に家族で遠出をすることが多い。エンジン効率を高めた静かな車内で会話を楽しみたい。最新の安全機能を備えた車に長く乗りたい。
ルーミーを選ぶべき人： 自宅周辺の道が狭く、とにかく小回りが利く車が欲しい。予算を抑えつつ、広々とした室内とスライドドアの利便性を手に入れたい。トヨタブランドの信頼性を重視する。

2. 【走行性能・燃費】新世代3気筒vs熟成の3気筒！エンジンの特性から見る「走りの質」

車を動かす心臓部であるエンジンの違いは、毎日の運転の快適さに直結します。ソリオとルーミーでは、エンジンの設計思想に大きな違いがあります。

ソリオの1.2L 3気筒エンジン：最新設計がもたらすメリット

スズキ・ソリオは、2020年の現行モデル（4代目）登場当初より、効率的な走りと高い環境性能を両立。最新のパワートレインである「Z12E型 1.2L 3気筒エンジン」を搭載し、WLTCモード燃費22.0km/L（2WD車）という優れた数値を実現しています。

この最新エンジンは、1気筒あたりの排気量を最適化することで燃焼効率を劇的に高めています。これにより、低速域から力強いパワーを発生させ、アクセルを深く踏み込まなくてもスムーズに加速できるため、結果として優れた静粛性を実現しています。

ソリオのマイルドハイブリッド：全車標準装備の強み

現行モデルのソリオは、全車マイルドハイブリッドが標準装備となっています。マイルドハイブリッドとは、発電もできるモーター（ISG）が、ガソリンを多く使う「発進時」や「加速時」にエンジンをアシストする仕組みです。このシステムにより、アイドリングストップからの再始動が驚くほど静かに行われ、出足の加速も非常に滑らかです。燃費効率を追求しながらも、ストレスのない走行フィールを維持しているのがソリオの大きな特徴です。

ルーミーの1.0L 3気筒エンジン：パワーを補う「ターボ車」という選択肢

ルーミーが採用しているのは、1.0Lの直列3気筒エンジンです。3気筒エンジンは部品数が少なく、軽量かつ摩擦抵抗が少ないという利点がありますが、構造上、特有の振動やエンジン音が発生しやすい傾向があります。しかし、ルーミーの魅力は「1.0Lターボ」モデルの存在です。このターボエンジンは、1.5Lクラスの自然吸気エンジンに匹敵する最大トルクを低い回転数から発生させます。坂道や高速道路の合流、あるいは大人4人が乗車している状態でも、力強い加速感を得られるのが特徴です。キビキビとした加速を求めるならルーミーのターボ車は非常に魅力的です。

【実数値比較】WLTCモード燃費と走行コスト

燃費性能においては、ハイブリッド技術に定評のあるスズキ・ソリオがリードしています。

ソリオ（マイルドハイブリッド・2WD）： 22.0km/L
ルーミー（自然吸気・2WD）：約18.4km/L
ルーミー（ターボ・2WD）：約16.8km/L
（※数値はWLTCモード）

ソリオは、全車に搭載されたマイルドハイブリッドによって、無駄な燃料消費を徹底的に抑えています。維持費を抑え、ガソリンスタンドへ行く頻度を減らしたいという観点では、ソリオの優位性は揺るぎません。

小回り性能の差：ルーミー（4.6m）とソリオ（4.8m）の運転感覚の違い

「最小回転半径」は、ハンドルの取り回しやすさを示す重要な指標です。ルーミーの最小回転半径は4.6m（14インチタイヤ車）となっており、これは軽自動車の平均的な数値に迫る驚異的な数値です。ソリオも4.8mと、このクラスでは非常に優秀ですが、ルーミーとの20cmの差は意外に大きく感じられます。特に、狭いＴ字路の右左折や、ショッピングセンターでの何度も切り返しが必要な駐車スペースなどでは、ルーミーの「クルリと回れる」感覚が、運転に自信のない方を力強くサポートしてくれます。

3. 【室内空間・快適性】後部座席と積載性を詳しくチェック

コンパクトハイトワゴンの真骨頂は、その名の通り「広さ」にあります。ここでは、毎日使うからこそ気になる細かい使い勝手を比較します。

夏も冬も快適！ソリオの「スリムサーキュレーター」

ソリオの室内で特筆すべき装備が、天井に設置された「スリムサーキュレーター」です（グレード別設定）。広い室内はメリットですが、空調の風が後部座席まで届くのに時間がかかるという弱点があります。車内の空気を効率よく循環させることで前後の温度差を解消します。夏場に「運転席は涼しいけれど、チャイルドシートに座っている子供が暑がっている」といった状況でも、車内全体の空気を循環させることで、家族全員が快適に過ごせるよう配慮されています。

ルーミーの多機能な収納スペース：日常使いの利便性を検証

収納の多さと使い勝手については、トヨタ（およびダイハツ）の得意分野です。ルーミーのインパネ周りには、スマホを置くのに最適なトレイ、回転して紙パックの飲み物も置けるカップホルダー、さらには助手席下のアンダートレイなど、ユーザーの行動を予測したかのような収納が随所に配置されています。また、ルーミーのフロントウィンドウは非常に大きく、ダッシュボードの位置も低く抑えられているため、運転席からの開放感が非常に高いのも特徴です。視覚的な広さや、身の回りのものを整理しやすい機能性を求めるなら、ルーミーに一日の長があります。

シートアレンジ比較：積載性と自転車の積み込み

両車ともに後席をスライド・リクライニングさせることが可能ですが、シートを畳んだ際の挙動が異なります。ソリオは、後席を倒すと荷室フロアとほぼ平らにつながるような設計になっており、長い荷物を積む際や、車中泊を検討されている方にとって使い勝手の良いフラットな空間が生まれます。一方、ルーミーは後席を足元へ沈み込ませる「ダイブダウン格納」を採用しており、天井までの高さを最大限に活かした広大な空間を作ることができます。26インチ程度の自転車を載せたいといった用途には、ルーミーの圧倒的な高さが有利に働きます。

乗り降りのしやすさ：スライドドア開口幅とステップ高

スライドドアの利便性も、この2台を選ぶ大きな理由でしょう。地面からフロアまでの高さ（ステップ高）は、ソリオが365mm、ルーミーが366mmと、どちらも約360mm前後と低く設定されており、小さなお子様やお年寄りでもスムーズに乗り降りできます。また、センターピラーには乗降用の大型アシストグリップが装備されています。ソリオ、ルーミー共にユニバーサルデザインの視点で非常に丁寧に作り込まれており、日常のストレスを感じさせない設計になっています。

4. 【安全性能】最新の予防安全システムをスペック比較

安全性への関心が高まる中、現行モデルの比較において最も注目すべきなのが、この安全機能の進化です。

ソリオの「交差点衝突回避支援（右左折時）」の進化

最新のソリオに導入された「デュアルセンサーブレーキサポートII」は、単眼カメラとミリ波レーダーの組み合わせにより、検知対象が大幅に広がりました。最大のトピックは、「交差点衝突回避支援（右左折時）」です。右折時に直進してくる対向車や、左折時に横断歩道を渡る歩行者・自転車を検知し、衝突の危険がある場合には警告や自動ブレーキを作動させます。これまで高級車や最新のSUVに限定されていたような高度な機能が、コンパクトカーのソリオにも備わったことは非常に高く評価されています。

トヨタ（ダイハツ製）「スマートアシスト」の現在の機能と信頼性

ルーミーには、ダイハツが開発した「スマートアシスト」が搭載されています。ステレオカメラを用いて前方車両や歩行者を検知し、衝突を回避または被害を軽減するシステムです。設計から年数が経っているとはいえ、誤発進抑制機能（前方・後方）や、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能など、街乗りで役立つ機能は一通り網羅されています。ただし、夜間の自転車検知や交差点での右左折支援など、最新のソリオが備える広範囲なサポート範囲と比較すると、世代の差を感じる部分があるのも事実です。

高速道路での負担を減らす「アダプティブクルーズコントロール（ACC）」

高速道路での走行を楽にしてくれるACCについても比較が必要です。現行モデルのソリオは、全車速追従機能付のACCが標準装備されています。さらにグレード別設定で、渋滞時も先行車に合わせて停止までサポートする停止保持機能も付いています。ルーミーも同様に、上位グレードには全車速追従機能付ACCが装備されています。しかし、加速や減速の制御の滑らかさについては、最新のプログラムを搭載したソリオの方が、よりドライバーの感覚に近い自然な制御を行う傾向にあります。

5. 【購入のタイミング】次期型ルーミー（2026年予測）をどう考える？

現在、新車購入を検討されている方にとって最大の悩みどころは、「今、現行モデルを買っても良いのか？」という点でしょう。

次期型ルーミーの噂：e-SMART HYBRID搭載への期待

自動車業界の予測では、ルーミーのフルモデルチェンジは2026年以降になると見られています。新型では、ダイハツが開発した「e-SMART HYBRID」が搭載されるという見方が有力です。これはエンジンで発電し、100%モーターの力で走行するシリーズハイブリッド方式で、実現すれば燃費と静粛性が劇的に向上することが期待されます。しかし、これはあくまで予測であり、メーカーからの公式発表はありません。また、最新のハイブリッドシステムや安全装備をフル搭載すれば、車両価格が現在よりも20万円〜30万円ほど上昇する可能性も十分に考えられます。

「新型を待つ」メリットと、あえて「現行型」を今選ぶメリット

新型を待つメリットは、最新の技術とデザインを手に入れられることです。しかし、デメリットとして「大幅な価格の上昇」「初期不良のリスク」「発売直後の長い納期」が考えられます。一方、あえて現行型を今選ぶメリットは、完成度の高さにあります。発売から長期間経過している現行型は、不具合が出尽くしており、非常に信頼性が高い状態です。また、モデル末期であるからこそ、納得のいく条件で購入しやすかったり、オプションのサービスが充実していたりすることも、新車購入における現実的な戦略の一つです。

2026年に向けてソリオが「バランスが良い」と言える理由

対してソリオは、2020年の登場以来継続的に改良を重ねている「旬」のモデルです。最新の安全機能を搭載しており、今後数年間は古さを感じさせないスペックを持っています。将来のモデルチェンジを何年も待つ必要がなく、今すぐ最高レベルの安全性と低燃費のメリットを受けることができるという点で、現在の市場において最もバランスの取れた選択肢と言えます。

6. 【維持費・リセール】購入後のトータルコストをシミュレーション

車は買って終わりではなく、所有している間の維持費や、手放す時の価格も大切です。

1.2L（ソリオ）と1.0L（ルーミー）で自動車税の差はある？

ソリオ（1.2Lクラス）： 年額30,500円
ルーミー（1.0L以下）： 年額25,000円
（※2019年10月以降に新車登録された自家用乗用車の場合）

ルーミーの方が年間で5,500円安くなります。10年間乗り続けると55,000円の差になりますが、一方でソリオの燃費性能（22.0km/L）によるガソリン代の節約分で、この差は容易に相殺される計算になります。走行距離が多い方はソリオ、少ない方はルーミーという選び方も経済的です。

トヨタブランドの強み：中古車市場におけるルーミーの資産価値

数年後に車を買い替える際の下取り価格（リセールバリュー）においては、ルーミーが強みを見せます。「トヨタのコンパクトカー」「スライドドア」「広大な室内」という要素は、中古車市場で非常に人気が高く、価格が落ちにくい傾向にあります。ソリオも人気車種ではありますが、中古車市場の全体的な流通量やブランドイメージの面で、ルーミーがわずかに優位に立つケースが多いようです。特にカスタム系のグレードやパールホワイト、ブラックといった人気色は、将来の資産価値としても期待できます。

長く乗るならどっち？メーカー保証とメンテナンス性の違い

スズキもトヨタも、日本を代表するメーカーであり、品質の高さには定評があります。重要になるのは「整備のしやすさ」と「部品の流通量」です。ルーミーは販売台数が非常に多いため、純正部品以外のリーズナブルな消耗品も豊富に出回っています。一方、ソリオの3気筒エンジンも最新の技術が詰まっており、タカハシ自動車のような整備工場を備えた販売店であれば、どちらの車種を選んでも長期間にわたり最適なコンディションを維持することが可能です。

7. タカハシ自動車なら、ソリオもルーミーも納得の「全方位比較」が可能

車選びは、カタログを見ているだけでは解決しないことがたくさんあります。

メーカーの垣根を越えたアドバイスができる「タカハシ自動車」の強み

スズキのディーラーに行けばソリオを、トヨタのディーラーに行けばルーミーを勧められるのは当然のことです。しかし、タカハシ自動車は特定のメーカーに縛られない「全メーカー取り扱い店」です。私たちはお客様の生活のパートナーとなる車を、フラットな目線で一緒に選びます。「坂道が多い地域にお住まいなら、ルーミーのターボが良いかもしれません」「燃費性能と最新の安全性を両立したいならソリオがお勧めです」といった、現場のプロだからこそできるアドバイスを大切にしています。

新車選びの悩みをプロが解決：お客様に最適なプランをご提案

「自分にはどちらの燃費性能が必要か？」「最新の安全機能は自分の運転スタイルにどう役立つか？」といった疑問に、具体的なシミュレーションを交えてお答えします。また、新車購入時のローンについても、ディーラーとは異なる柔軟なプランをご提案することが可能です。月々の支払額を抑えつつ、理想の車を手に入れるためのお手伝いをさせていただきます。

埼玉県本庄市周辺でのアフターフォロー（車検・整備）体制のご紹介

タカハシ自動車の最大の強みは、地域に根ざした「安心の整備体制」です。新車を販売して終わりではなく、その後の車検、定期点検、万が一の際の故障対応まで、すべて自社工場で完結します。特に本庄市、児玉郡、深谷市といった地域の皆様にとって、「何かあった時にすぐに顔の見えるプロに相談できる」という安心感は、新車ライフをより豊かなものにすると確信しています。ソリオとルーミー、どちらをお選びいただいても、最高の状態で長く乗り続けていただけるようフルサポートいたします。

8. まとめ：あなたのカーライフに最適な1台を

ソリオとルーミーは、どちらも素晴らしい完成度を誇る「間違いのない車」です。最後に、今回の比較を簡潔にまとめます。

ソリオ vs ルーミー主要スペック比較表

項目	スズキソリオ (Hybrid MX)	トヨタルーミー (G)
エンジン	1.2L 3気筒 (Z12E型)	1.0L 3気筒 (1KR-FE型)
最高燃費 (WLTC)	22.0km/L	18.4km/L
最小回転半径	4.8m	4.6m
安全機能の目玉	交差点衝突回避支援（右左折時）	スマートアシスト
主な長所	走行効率・最新の安全性・快適性	小回り・使い勝手・資産価値